PWV(脈波伝播速度)/ABI(足関節上腕血圧比)

何を調べる検査ですか

PWV/ABI検査の写真

PWV(脈波伝播速度:心臓から押し出された血液により生じた拍動の伝播速度)とABI(足関節上腕血圧比)の2項目を同時に測定する検査です。

PWVは血管の長さ(身長からの換算式で求めます)と脈波伝播時間より計算で求める動脈の硬さの程度を評価するための指標です。PWVが速いほど動脈壁が硬化している可能性が高くなります。PWVは年令とともに上昇しますので、対照群の年令相当グラフと比較評価します。また、動脈により硬化の程度に差がありますので両下肢とも検査し各々を評価します。

ABIは上腕部と足関節部血圧比(足関節部血圧÷上腕部血圧)を求める検査です。 ある程度太い血管の内腔が閉塞したり強い狭窄部分があると、それより末梢の血圧は低下します。例えば総腸骨動脈や大腿動脈、膝窩動脈、前脛骨動脈、後脛骨動脈などに強い狭窄部ができるとABI値は小さくなってしまいます。また、本来上腕血圧も足関節部血圧も左右ほぼ同じはずですが、測定部位より心臓側の血管に狭窄部が存在すると血圧値に左右差がでます。

どんなことをするのですか

腕は肩から肘まで露出、足は膝から踵までを露出していただきます。ベット上に休んでいただき、血圧測定時のように安静にしていただきます。

自動血圧測定と同じ要領で加圧し徐々に減圧いたします。測定自体は1回3分程度で終了しますが、時にそれを2から3回繰り返すこともあります。

検査所要時間は?

衣服の着替えも含め15分程度かかります。

どんな注意が必要ですか