APG(空気容積脈波)

何を調べる検査ですか

空気容積脈波検査の写真:臥位

下肢静脈疾患の定量的評価、主に還流機能と静脈弁機能を評価する検査です。下記の5項目を測定します。

  1. OF(outflow fraction) : これで臥位での下肢静脈の開存性をみます。深部静脈に還流異常があると低値を示します。
  2. VV(venous volume) : 立位での下肢静脈床の大きさをみます。静脈瘤があると大きくなり、深部静脈血栓で内腔が狭くなると小さくなります。
  3. VFI(venous filling index) : 臥位から立位になったときの下肢静脈貯留速度を示します。弁不全があると高い値を示します。
  4. EF(ejection fraction) : 立位での下腿筋ポンプ作用による1回静脈還流量を示します。
  5. RVF(residual volume fraction) : 立位での連続筋ポンプ作用後の下腿静脈血残存率を示します。

どんなことをするのですか

空気容積脈波検査の写真:立位

大腿部以下を露出する検査衣に着替えていただきます。

  1. OFはベット上に休んでいただき大腿部を2分間駆血帯で軽く圧迫後その圧迫を解除し下腿容量変化を記録します。
  2. VVは臥位から立位になっていただき下腿静脈床へ血液が充満する量と速度を記録します。
  3. VFIも臥位から立位になっていただき下腿静脈床へ血液が充満する量と速度を記録します。
  4. EFはつま先立ちで下腿筋肉を収縮させ下腿静脈床の容量変化を記録します。
  5. RVFはつま先立ちを10回行いその後の下腿静脈血残存率を記録します。

またケースによってはさらに大伏在静脈を圧迫した状態でVFI、EFを検査します。

検査所要時間は?

衣服の着替えも含め30分から50分程度かかります。

どんな注意が必要ですか

検査のため短いズボンに着替えをしていただきます。可能でしたらワンピースや和服はさけて着替えやすい服装でいらしてください。 弾性ストッキングやコルセットは着替えのときに外していただきます。